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当ショップでもご愛用していただいている天然木タイル「MUKUタイル」ですが、今回はバルコニー施工の方法とカビ対策など気になるポイントをお伝えします。
バルコニー・ベランダを活用しよう
コロナ禍以降、家で過ごす時間が増えています。家や庭を使ってどのように暮らしを楽しむか。2~3年前からベランピングという新たな楽しみ方のスタイルも出てきています。
バルコニーの色々な活用事例
近年は新築の際にバルコニーやベランダを設置しない住宅も増えていますが、せっかくあるなら活用しないともったいないですね。バルコニーといえば多くが日当たりのよい南面に設置します。洗濯物を干したり、布団を干したり。そんな使い方をしている人が多いのではないでしょうか(かく言う筆者もですが)
- ○○を干す
上記でも出ましたが、多くのバルコニーは南に面しているため日が当たっている時間が長いので、洗濯物や布団、靴など洗ったものを干す人が大半ではないでしょうか。 - 本を読む
特にシーズンの中でも春と秋は比較的気温過ごしやすく、バルコニーには大抵フェンスが設置されているため、人目を気にせずに自然の光や風を感じながら本を読むのに最適といえます。 - 食事やティータイムに
休日をバルコニーの朝食からスタートしてみてはいかがでしょうか。(筆者も憧れます)また、午後のひと時をコーヒーや紅茶を飲みながらリラックスして過ごすことで、日ごろの疲れも癒されるはず。イスとテーブルだけあればカフェのような空間が演出できます。
※イス、テーブルは使わない時を考慮して折り畳みタイプがおすすめです。
夕食を食べたりお酒を飲んだりしてもバルコニーなので視線が気になることもありません。 - ガーデニング&家庭菜園
ガーデニングや家庭菜園をやりたいけど庭が狭いからと諦めていませんか?そんな時でもプランターや鉢植えを使うことでバルコニーは有効に活用できます。高さを生かして棚を置いてみたりとスペースを有効活用しましょう。ガーデニングで使う道具はおしゃれなBOXを置いて収納することでもモチベーションも高くなるのではないでしょうか。家庭菜園初心者でも育てやすい野菜は、ミニトマトや、ナス、サニーレタスなど。またはハーブ系でミントやバジル、ローズマリーもおすすめです。
※室外機がある場合は排風の向きを考え、直接風が当たらない場所で育てると良いでしょう。 - 子供と遊ぶ
特にマンション住まいの方は、庭に替わる遊び場でバルコニーを活用してい家庭が多いのではないでしょうか?視線が気にならないこともあり、プールや水遊びなど家の中ではやりづらい遊びも思いっきり楽しみましょう。
バルコニーに施工する場合の法的な注意点
バルコニーやベランダにおける法的な部分とは「建築基準法」になります。建築基準法では、1平米(1m×1m)あたり180kgと定められています。通常使用あれば制限に引っかかることありませんが、ガーデニングや家庭菜園、プール等、用途に重量物が含まれている場合はサイズや重さを意識する必要があります。
また、多くのマンションやアパートの場合、バルコニーが「避難経路」になっています。バルコニーを活用する際は隣部屋との仕切りパネルや避難ハッチの上に物を置かないなど動線を確保することが大切です。
実際にバルコニーに施工してみよう
※下部に動画もあります
そもそもMUKUタイルは何個必要なの?
MUKUタイルの基本単位は平米(1m×1m)です。
ストレートタイプ、クロスタイプともに1平米あたり36個になります。例えば奥行2m×幅4mの場合は8平米必要になるため、必要数は8平米×36個で288個になります。また、ランニングボンド施工(互い違いに敷く)の場合、両サイドにすき間ができるのでハーフタイプのご用意もあります。
バルコニーの形が長方形ではなく凸凹やL字で計算しずらい場合は、施工予定場所の写真と寸法をLINEで送ることで担当スタッフがどのくらい必要なのかを計算してお答えいたします。
施工場所の片付け・掃除
バルコニーに物が置いてある場合は施工場所を空けたり、施工前にタイルを置いておく場所を確保して、安全に作業できるようにしましょう。また、床に落ちているゴミや落ち葉、虫の死骸などは施工前に掃除することで、施工した後にガタつきのなく平らに敷くことができます。
通水マットは大切
一般的にバルコニーは雨漏りを防ぐためザラザラとしたFRP防水が施されています。そのままタイルを施工するとガタつきの原因にもなります。また、直にタイルを敷いた場合、雨天時に水がたまる可能性があり、風通しも悪いためカビなどのも発生しやすいので、タイルを敷く下地として「通水マット」を敷くことをおすすめします。通水マットはホームセンターや大手ネットショッピングサイトなどで取り扱いがあるので、安易に入手することができます。(「お風呂場 マット」などで調べると出てきます)
MUKUタイルを敷いてみよう
お疲れ様です、通水マットを敷き終わりましたね。
これからいよいよMUKUタイルを敷きますが、バルコニーに使うMUKUタイルはストレートタイプがおすすめです。(下部に記述もありますが、端部のズレを防げるため)タイルを敷く際は敷き始める場所が重要になってきます。MUKUタイルひとつ一つの重さは500g~700g程度ですが、敷いた後に全体的に動かすことは大変です。(自宅のバルコニーは並べ始める場所を間違えて、一度全部バラシて施工し直しました)バルコニーなので人が出入りする掃き出しサッシや移動できないものとして室外機などがあります。出来るだけ掃き出しサッシと室外機の取り合いから並べ始めましょう。※詳しくは動画をご覧ください。
▼【MUKUタイル】手間いらず | ベランダ&バルコニーDIYで素敵空間に!(前編)
▼【MUKUタイル】手間いらず | ベランダ&バルコニーDIYで素敵空間に!(後編)
端部材でズレを防ごう
タイルがズレることが嫌な人は、施工後にタイルの外周を「端部材」で固定する方法があります。固定をすることでタイルがズレてつまずいたり、子供が勝手にバラしたりすることが防げます。
※端部材はストレートタイプで使用できます
▼MUKUタイルストレートタイプと端部材の施工方法
お手入れのあれこれ
施工後に気になるのは鳥のフンや虫の死骸、はたまたカビなど。せっかくきれいに施工しても汚れてしまったら悲しいですし、健康面でも不安が残りますよね。
鳥の糞や虫の死骸は大丈夫?
鳥のフンや虫の死骸は様々な菌やカビの温床となります。発見した場合は手袋とマスクを着用し、吸い込まないように注意しましょう。掃除は汚れている場所に消毒用エタノールをスプレーして、使わなくなった歯ブラシや紙やすりでこすりましょう。
カビ対策はどうするの?
バルコニーに敷いたタイルで子供やペットが遊ぶ場合、必然的に顔とタイルの距離が近くなります。事前にカビ対策を行うことで安心して過ごせる空間になります。
カビ対策で当ショップのおすすめは「エバーウッド乳剤(防カビ剤)」です。取り扱いに書いてある希釈指示で希釈し、タイルを施工する際、スプレーで吹きかけることでカビの発生を防ぐことができます。(ネット通販で購入可能)
カビが発生してしまった時の対処方法
- カビに消毒用エタノールを多めに吹きかける
はじめからブラシや紙やすりでこすると、カビの胞子が舞い上がってしまうので、先に消毒用エタノールで濡らしましょう。 - ブラシ、紙やすりでこする
たっぷりと濡らしてからブラシや紙やすりでこすります。 - 消毒用エタノールをスプレーする
カビが落ちたら改めて消毒用エタノールをスプレーします。可能な場合はエバーウッド乳剤で保護することで、よりカビの発生を防ぐことができます。 - 乾かしてから元に戻す
※カビが落ちずらい場合は①と②を繰り返し行います。
▼【木製品のお手入れ】カビが気になる!木製品のカビ除去は素人でも出来るの?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
バルコニーにはこれからの暮らしをより楽しめる・活用できる可能性を秘めています。計画的に活用することで今までは諦めてしまっていたこともできるかもしれません。安全に考慮して、これからの生活スタイルに「バルコニー」を取り入れてみてはいかがでしょうか。