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比較・実験

【DIY初心者向け】玄関アプローチにおすすめの7つの建材と選び方

2019.06.18

teoriawood
店長/ヤナサン

 

玄関アプローチは「駐車場~家」・「道路~家」・「庭~家」など、土地の形状や外構のデザインによってさまざまな状況が考えられますが、今回は玄関アプローチについて「デザイン性・施工性・耐久性・コスト面」の4つの視点から建材別に見ていきたいと思います。

 

◆ 玄関アプローチに使われる8つの建材

 

 インターロッキング舗装

インターロッキングとは道路の歩道やパブリックスペース(公園や駅などの公共の場)などによく使われるコンクリートブロックの一種です。一般住宅の玄関アプローチとしても多く使われています。目地に砂を用いるので透水性があり、雨水がたまりにくいのがメリットです。

 

【デザイン性】

デザインは長方形、正方形、六角形、八角形から波型まで多岐にわたります。四角いカチッとしたイメージから丸く柔らかい(可愛らしい)イメージまで建物の外観やスタイルに合わせて選ぶことが出来ます。近年は色のバリエーションも多くなってきていて選ぶ楽しみも増えています。

【施工性】

業者に依頼して(新築の場合は家の工事と同時に)行うのが一般的ですが、DIYで行うことも十分に可能です。インターロッキングを施工する際に最も重要な事(ある程度全てのアプローチ施工に言えることですが)は下地作りです。下地が整地されていないと仕上がった際にガタついてつまづいたり、隙間から雑草が生えたりしてしまうのでDIYで行う場合は特に下地作りに注意してください。

【耐久性】

耐久性は高く、アスファルトやコンクリートと異なり、地面の揺れや変化に強く、上からの荷重が分散されるため、ひび割れなどが起こりにくいといった特徴があります。そのためトラックなど重量のある車両が走る道路などにも利用されています。またインターロッキングはブロックを敷き詰めて舗装しているため、一部が破損しても、その部分だけ補修することができます。補修工事が必要な場合も範囲が限定的で済むため、修理費用を安く抑えることが可能です。

【コスト面】

ホームセンターなどでは1つ100円前後で販売されているインターロッキングですが、専門業者に依頼する場合にかかる費用は、一般的な無地のブロックを使った場合で1平米あたり約9,000円からとなります。コンクリート舗装と比べると5,000円/㎡ほど割高ですが、これはインターロッキングブロックを敷き詰める下地処理として、採石やクッション砂を敷き詰める必要があるためです。

 

 コンクリート枕木(疑似枕木)

本物の枕木そっくり質感でメンテナンス性も高くお客様も増えつつあります。、腐らない、虫がつかない、半永久がメリットです。

 

【デザイン性】

材質がコンクリートなので経年変化はほぼ無く、お客様の好みがわかれる部分でもあります。枕木単体でアプローチを作ることは少なく、芝生等のグランドカバーや砕石なども用いて施工することが一般的です。

【施工性】

基本的には下地作りをした上に敷いていくだけなので、簡単に施工することが出来ます。ただ、材質がコンクリートなので好きな寸法でカットすることは出来ないので注意が必要です。

【耐久性】

経年劣化の観点での耐久性は高いですが、衝撃に弱いため欠けたり割れたりする場合があります。

【コスト面】

アプローチに使用する本数が少なければ安く済むことがあります。

<価格参考例>
7000円/本 <サイズ:90cm(幅)×22.5cm(奥行)×7.5cm(厚み)>

販売店やサイズにより価格はまちまちですが1m程度のサイズは5,000円~7,000円程度で販売されています。専門業者に依頼する際は作業工賃が発生するので、その辺りは事前に確認することが大切です。

 

 自然石

高級感のある素材で、白やベージュなど淡い色合いの石英岩(せきえいがん)や石灰岩(せっかいがん)の輸入石が良く使われます。

 

【デザイン性】

平らに加工されている石を自然石平板といい、床面や飛び石に利用されます。乱形の石は乱貼りに、方形の石は方形貼りのデザインに合います。

【施工性】

自然石の目地が均一されたきれいな施工、特に乱貼り施工は経験を積んだ職人さんでなければ難しく、加工に専用の道具も必要になってくるためDIYには向きませんので、専門業者に依頼するのが一般的です。

【耐久性】

自然石自体の耐久性は半永久的と言えますが、これは現場作業の質次第で外構としての耐久性は大きく変化します。腕の良い職人さんが居るかどうかがポイントです。

【コスト面】

専門業者に依頼する場合は石の種類やサイズにもよりますが20,000円/㎡~というところが多いようです。ホームセンターや通販サイト等で購入する場合は1平米辺り5,000円~7,000円程度です。

 

 木製枕木

枕木はもともと鉄道のレールの下に敷いく角材ですが、庭づくりの素材としても良く使われています。石やレンガとは違った天然木ならではの優しさやぬくもりがあり人気です。最近は枕木を取り扱うホームセンターも増えてきており、立水栓に加工したり門柱に使用したりと、DIYの建材としても人気があります。

【デザイン性】

コンクリート枕木とは異なり、アプローチのサイズ・デザインに合わせてカット出来ます。また、天然木特有の質感や経年変化も楽しめます。

【施工性】

施工は重量があるので2人以上での施工がおすすめです。現場でカットは可能ですが、ホームセンター等で購入された場合はカットサービスを利用するのも手です。長尺の枕木を敷く場合は下地作りをキチンとすることで仕上がりのガタつきを抑えることが出来ます。

【耐久性】

過去、鉄道で木製枕木が使われていた当時は防腐対策としてクレオソート油で処理された枕木が主流でしたが、発がん性等の健康問題や環境問題から現在はより安全な加圧注入処理の施された枕木に変わっています。

【コスト面】

木製枕木は鉄道で使われていた払い下げ(中古品)から新品。また一口に中古といっても等級が細かく分けられている場合が多く。2m程度の中古品で4,000円~8,000円で販売されています。樹種・長さ・厚みともに様々なので色々と調べてみるのも面白いかもしれません。

ホームセンターで販売されている枕木は加圧注入処理済み(日本農林規格のJAS規格でK2~K3)の枕木は比較的安い所では2mサイズで3,000円~4,000円で販売されていますが、加圧注入処理の規格で屋外での使用が推奨されているのはK4からなのでそもそもホームセンターで販売されているものを屋外で使用することは腐朽、蟻害が発生する可能性が高いので避けた方が良いでしょう。

 

 レンガ

古くから使われている赤レンガの他に、最近では色ムラがあるオーストラリアレンガ、イギリスのアンティークレンガなどの輸入レンガもよく使われています。色・形・質感・大きさもバリエーションが豊富です。レンガ敷きには「敷きレンガ」と「積みレンガ」があり、玄関アプローチの床面には敷きレンガを使います。

 

【デザイン性】

敷きレンガは、カラフルなミックスレンガや趣のあるアンティークレンガなど種類が豊富。サークル(円形)や波紋を描いたりとデザインも色々あります。レンガの敷き方に特に決まりはありませんが、レンガを敷くスペースなどを考慮して、敷き方を考えましょう。

一般的な「ストレッチャーボンド(しんうま)」も敷く方向によって、表情は変わってきます。ヘリンボーン(あじろ)を45度の角度で敷くなど、お好みでアレンジが可能です。街を歩いていたり、公園などに出かけた際にはここのアプローチは「バスケットウィーブ」、あそこの庭は「ジャックオンジャック」というように考えていくと楽しいものです。


ストレッチャーボンド(しんうま)

ヘリンボーン

バスケットウィーブ

ジャックオンジャック

【施工性】

自然石のようにシビアになりすぎずに施工できるので多少いびつな仕上がりも愛着が持てるでしょう。ただ、今までお話してきたように下地作りは安全面・耐久面でみても大切な工程ですので、しっかりと行いましょう。

また、きれいなサークル敷きにしたい場合など、より高い技術が必要な場合は、専門の業者に依頼しても良いとか思います。

【耐久性】

レンガは陶器等と同じ焼き物なので、耐久性はほぼ半永久的です。日本でも東京駅を初めとする歴史的建造物がほぼ建造当時のまま残っているのも、使用されているレンガの耐久性によるところが大きいといえます。ただ、レンガにも種類があり、用途により適切なレンガを選択しないと割れたり、崩れたり、滑りやすかったりすることがあるので、事前にどこに使うのか?適しているレンガは?と調べることをおすすめします。

アプローチで使用する場合は安価な赤レンガでも耐久性は十分ですが、厚みの薄い種類のものは避けるようにしましょう。

【コスト面】

ホームセンターでも1つあたり100円前後~と安く簡単に手に入るレンガはDIY建材として安定した人気があります。サイズによっても異なりますが約1平米あたり40個~50個ほど必要になります。初心者の場合は必要量よりも少し多めに用意すると安心です。

 

 洗い出し

洗い出しとは床面を仕上げる技法のひとつです。モルタルやコンクリートが完全に固まらないうちに表面を水で洗い流し、中に入っている骨材(砂・砂利・石)を露出させる仕上げです。

 

【デザイン性】

洗い出し仕上げは、和風で昔のデザインだと思われがちですが、北欧風のお家やモダンなお家でもアレンジされて使用されています。洗い出しにガラスやビー玉、貝殻などを入れて仕上げるなど、入れる骨材をこだわってみる方法や、モルタルの部分を白やベージュなどに変えてみることで、洋風なデザインにあるものが出来ます。また、レンガやピンコロ石(正方形の石)、自然石をアクセントで加えても面白いかもしれません。

【施工性】

コンクリートの洗い出しは、かなり綿密で専門性の高い作業を伴うため、素人がDIY感覚で行うにはかなりハードルが高い作業であるといえます。そもそも、コンクリートを実際にブラシ等で磨いていく作業では、職人の人がやってもムラやひび割れが生じてしまうほど難易度が高いのです。そのため、DIYで高いクオリティを求めるのはかなり難しいといえます。コンクリートの洗い出しを個人で行うのは工程数もかなり多いので、どうしてもDIYをしたい場合には透水性コンクリートを使用することをおすすめします。

【耐久性】

高い耐久性を誇るコンクリートですが洗い出しをすることでさらに耐久性を高めることが出来ます。混入する砂利たちが高品質な骨材としての機能を発揮するため、コンクリートの劣化の主な原因である乾燥収縮によるひび割れに強いことが特徴で、セメント以上に耐久性が高いことでしられています。また、耐久性だけでなく防火性にも優れているので、大事なお住まいに導入するには非常に頼れる素材なのです。

【コスト面】

専門業者に依頼する場合は下地のコンクリート打設と表面の洗い出しで1平米辺り16,000円~20,000円が相場のようです。(価格表記は目安としてお考え下さい)

 

 木製タイル(MUKUタイル)

木のぬくもりを感じる天然木材を玄関アプローチにDIYする人が増えています。その反面、木は腐ったりシロアリに喰われたりする弱点もあるのですが、そんな中30年腐らずシロアリも喰わない木製タイルがMUKUタイルです。

 

【デザイン性】

ソフトウッド(針葉樹)が織りなす天然木ならではの柔らかさや温かみから、お家のデザインを問わず様々なお庭、玄関アプローチに馴染みます。クロスタイプとストレートタイプの2種類があり、お客様が実際にDIYで施工した事例はギャラリーに掲載していますので、ぜひご覧ください。

▶お客様の作品がいっぱいのギャラリーはコチラ

【施工性】

施工はインターロッキングブロックのように砕石と砂を敷きます。嵌合(かんごう)構造のため、敷き方はおおまかでOK。起伏や勾配があっても自然とまっすぐになります。目地材も不要なので草も生えません。一つのサイズも小さいので、枕木とは違い一人でもDIYが可能です。ソフトウッドなので一般的なノコギリで簡単にカットすることもできます。

【耐久性】

一般的に屋外で木材(特にソフトウッド)を使うことは腐れ・シロアリ被害の面から嫌煙されていますが、MUKUタイルは信州の冷涼な気候に育まれた杉材・ひのき材を中温乾燥後、プレカットした後に自社工場で加圧注入処理を施すことで小口(切断面)までしっかりと薬剤を浸透させることが出来、無塗装で30年の耐久性を実現しています。(薬剤メーカーの防腐防蟻野外実験は2019年で30年が経過)

▶耐久性について詳しくはコチラ

【コスト面】

仕入れから加工、販売までを一貫して自社で行っているため、中間マージンを挟むことなく直接お客様にご提供させていただいております。ただ、インターロッキングやレンガなどとは異なり、完全受注生産のため、加工費や高濃度での加圧注入処理により、1平米辺りの価格は18,500円~22,000円となります。

 

 まとめ

今回ご紹介した建材以外にも、「タイル・人工芝・デザインコンクリート・ゴムチップ舗装・真砂土舗装材」など玄関アプローチ等のお庭で使える建材は数多くあります。どれが正解ではなく、どんなお庭にしたいのか?お庭でをどう使いたいのか?を建物のバランスなどと合わせて考えることが大切です。

使用年数が限られている建材や半永久的に使える建材。その地域の気候に合わせた建材など、各建材の特徴も踏まえながら10年後、15年後の暮らしをイメージしつつお庭づくりをしてみてもいいですね。玄関アプローチはお庭の中でも毎日必ず歩く場所なので、玄関アプローチをお気に入りの場所にするだけでも暮らし(心)が豊かになりそうですね。

それでは良いガーデンライフを♪

 

 

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